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西南学院創立100周年事業のコンセプトについて

日本バプテスト神学校/1911年

▲ドージャー一家〔1922(大正11)年撮影〕

≪はじめに≫

米国南部バプテスト派宣教師C.K.ドージャーにより1916年4月、福岡市大名町に「私立西南学院」(旧制男子中学校)として開設された西南学院は、2016年に創立100周年を迎えます。

1916年に蒔かれた一粒の種は、教育と保育、そして研究を通じて、大きく根と枝を張り、花を咲かせ、実を実らせ、現在では保育所、幼稚園から小学校、中学校、高等学校、大学、大学院まであわせて約1万人の園児・児童・生徒・学生が学ぶ男女共学の総合学園に発展しました。

創立者の理念は「キリスト教に基づく人格教育」であり、その遺訓である"Seinan,Be True to Christ - 西南よ、キリストに忠実なれ - "は、建学の精神として受け継がれ、現在もキリスト教を基盤とした独自の教育を実践しながら、キリスト教的人間観、世界観に立ち、奉仕の精神をもって社会に貢献する人材を送り続けています。

21世紀の西南学院のテーマは"Impacting the World"
これは、学院で生活し、学び、研究する一人一人が、思いやりの心と先駆ける精神を持って、地域、日本、そして世界に貢献することができるようにという想いが込められています。一つの区切りとなる創立100周年を迎えるにあたり、この想いを胸に、以下に示すキャッチフレーズと4つの基本コンセプトに沿って事業に取り組んでいきます。

≪キャッチフレーズ≫

Thanks and Next !~ 一粒の麦から、次の100年に向かって ~

≪基本コンセプト(テーマ)≫

●人や地域との絆、感謝・貢献
西南学院を介して過去から現在まで培われた人や地域のさまざまな絆を、未来に向けて一つ一つ丁寧に紡ぎ、学院全体の一体感、地域との一体感をさらに高めていきます。西南学院を築きあげてきた全ての人々や見守り続けてくれた地域への感謝を表すとともに、地域に貢献するような取り組みを実行します。

●世界に貢献できる人間教育
保育所から大学院までを持つ総合学園としての特性を最大限に活かし、「奉仕の精神を持って世界に貢献する人間」を継続して育成します。キリスト教に基づく人格教育を基礎として、一人一人の個性と能力を伸ばすことにより優れた人材=「宝」を育み、その「西南力」を社会に還元します。

●時代を先取りする学術研究
これまで実践してきた高水準の語学教育や情報処理教育を活かしつつ、時代を先取りする優れた研究成果により社会を先導します。福岡西部副都心・西新という恵まれた立地条件を活かし、広く九州・アジアをはじめ世界にも貢献する学術研究拠点として、その機能の充実・強化を目指します。

●守り伝える建学の精神
建学の精神である"Seinan,Be True to Christ"の基に、創立以来これまで歩んできた100年の歴史を、原点に帰り、再確認する機会とします。建学の精神を今後も継承し、力として結実・発展させつつ、その「西南スピリット」をこれからの100年でより一層地域・日本・世界へ拡げます。







≪基本コンセプト(テーマ)≫

西南学院は、100周年事業を企画し、その実施に関する基本的な方針を審議することを目的として、西南学院創立100周年事業企画運営委員会を設置しています。
100周年事業企画運営委員会のもとに、各事業の内容検討、準備、実施までのスケジュール、予算等を策定するための実行委員会を設置しています。



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