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2019.10.24

萱野稔人公開講演会のご案内(国際文化学部藤田ゼミ)

 このたび国際文化学部藤田ゼミ21期では、哲学者の萱野稔人氏をお招きして、公開講演会「死刑を哲学する」を開催いたします。
 本学のすぐ近くには福岡拘置所がありますが、そこには死刑を執行する刑場があります。刑場は全国に7か所しかなく、九州ではそこが唯一の場所となっています。私たちは、自分たちが暮らす同じ町の中にそうした刑場を抱えているにもかかわらず、普段そのことをほとんど意識することなしに過ごしているように思います。今回の公開講演会では、今一度立ち止まって、死刑とはそもそもいったい何なのかをみんなで一緒に考えることができたらと思います。
 講演会の詳細については下記の通りです。みなさま、お誘い合わせの上、奮ってご参加ください。

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西南学院大学藤田ゼミ公開講演会
萱野稔人氏「死刑を哲学する」

日時:11月9日(土) 14:00〜16:30
場所:西南学院大学博物館2階講堂
   http://www.seinan-gu.ac.jp/campusmap.html

プログラム <司会:藤田公二郎>
 第一部 14:00〜15:00 講演(萱野稔人)
 第二部 15:10〜16:30 トークセッション
     (萱野稔人、平井佐和子、森田團、藤田ゼミ代表)

講演者:萱野稔人
 哲学者。1970年生まれ。2003年、パリ第10大学大学院哲学科博士課程修了。博士(哲学)。現在、津田塾大学総合政策学部教授。著書に『国家とはなにか』(以文社、2005年)、『カネと暴力の系譜学』(河出書房新社、2006年)など。TVでも『Live News α』(フジテレビ)、『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ)などでコメンテーターとして出演中。

概要:
 今日、先進国のほとんどでは死刑制度が廃止されていますが、日本はそうした中にあって、同制度を存置している数少ない国の一つです。死刑の存廃をめぐっては、これまでにも数々の議論がなされてきました。しかし、死刑とはそもそもいったい何なのでしょうか。本講演会では、死刑について改めて根本的に問いなおすために、哲学者の萱野稔人氏をお招きし、近著『死刑−−その哲学的考察』(筑摩書房、2017年)についてお話を伺います。

主催:藤田ゼミ(教育支援プログラムB「死刑を哲学する−−萱野稔人氏を招いて」)
後援:西南学院大学国際文化学部
お問い合わせ:kojiro@seinan-gu.ac.jp(藤田)

※チラシは、こちら