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2016.08.04

文学部の中原秋桜さんのグループが大学ネットワークふくおか「ビジネスチャレンジ事業」に採択されました

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 文学部外国語学科フランス語専攻1年次生の中原秋桜(なかはら・こすもす)さんが代表を務めるグループ「Bon Voyage」が、大学ネットワークふくおかの「ビジネスチャレンジ事業」に採択されました。



 ビジネスチャレンジ事業とは、学生主体のグループが自ら考えたビジネスプランの実現に向けて活動するもので、採択された事業には活動費最大20万円と経験豊富なアドバイザーからの支援を受けることができます。主催の「大学ネットワークふくおか」は、福岡都市圏19大学、福岡商工会議所、福岡市で構成されており、本学も参加しています。
 中原さんが代表を務める「Bon Voyage」は、言葉の通じない中国人観光客と福岡の民泊とのマッチングと、旅行の相談から企画等、SNSを使ったスピーディーかつ、きめ細かな旅行支援を行う『民泊、旅行代行サービス』の事業を提案しました。中原さんのグループは、中国人の爆買いによるインバウンド効果に陰りが見えるなか、中国人の新たなニーズとして、福岡との文化的な交流、観光に着目し、事業プランを練ったそうです。「中国人には、単に福岡で買い物するだけでなく、文化的な面にも触れてもらい、日本人と広く友好関係を築いてもらいたいです」と語る中原さん。父親の仕事の関係で小学1年生から5年生まで中国で過ごしたそうで、ビジネスチャレンジ事業への採択もあり、この夏、夏季休暇を利用し中国で約1ヶ月間、改めて中国語を学び直すそうです。
 アドバイザーからの支援をもとに事業プランを練り直すなか、「ビジネスは一人ではできない」ことを痛感しているそうです。「ビジネスチャレンジ事業の最終目標は起業によるビジネスプランの実現ですが、9月に中間報告、2月には成果報告会が予定されており、事業化にはまだまだ乗り越えなければならない山がたくさんあります」と笑顔で語ってくれた中原さん。ビジネスチャレンジ事業に応募した動機は「社会人になってから起業すること、新たなビジネスを展開することは、困難が伴います。ビジネスチャレンジ事業は、学生だからこそ挑戦できることであり、自分でプランを考え自由に提案できます。そこに魅力を感じました」と答え、事業化による地元福岡への貢献と合わせて、ビジネスチャレンジ事業に対する意気込みを語ってくれました。
 中原さんの今後益々の活躍が期待されます!