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2016.12.22

学術シンポジウム「人間と動物の新たな関係-アニマル・センスから生命倫理を考える」を開催しました

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 12月14日(水)、西南学院大学大学院1階大ホールにて、本学研究インキュベートプログラム主催の学術シンポジウム「人間と動物の新たな関係-アニマル・センスから生命倫理を考える」を開催し、学生・一般の方およそ60名が参加しました。
 シンポジウムは、到津の森公園で獣医師をされている外平友佳理氏、翻訳家で今回のシンポジウムのタイトルに関連する「動物感覚-アニマル・マインドを読み解く」(テンプル・グランディン、キャサリン・ジョンソン著 日本放送出版協会)を翻訳された中尾ゆかり氏(西南学院大学文学部英語専攻卒業)、動物学者で「ねこはすごい」(朝日新聞出版)などネコに関する研究で有名な山根明弘氏(西南学院大学人間科学部社会福祉学科准教授)の3氏が各々の立場から報告を行いました。その後、斎藤光氏(京都精華大学教授)からコメントをいただき、同氏を加えた4名で総合討論を行いました。
 今回のシンポジウムは、これまでとは異なる視点、「アニマル・センス」という感覚的アプローチから、生命倫理の問題を問う機会となりました。日頃から動物に親しんでいる3氏からの詳細な報告や総合討論を通じて、来場者は、動物感覚(アニマル・マインド)への理解を深め、人間と動物が共生・共存していくための新たな関係について考察を深めました。




(左から)外平友佳理氏、中尾ゆかり氏、山根明弘氏、斎藤光氏