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2016.12.27

経済学部の柴田桃子さんが福岡市主催「第15回中国語弁論大会」で最優秀賞を受賞しました

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 12月10日(土)、福岡市主催の「第15回中国語弁論大会」が福岡市役所で開催され、経済学部経済学科3年生の柴田桃子さんが、見事、最優秀賞を獲得しました。
 中国語弁論大会は、外国人とのふれあいや海外で心に残った体験など国際交流に関する自由な内容について中国語で4分30秒以内に暗唱するもので、暗唱後は審査員の質問に答えます。最優秀賞には、副賞として中国広東省広州市への往復航空券が贈呈されます。
 柴田さんは、「中国人と日本人の違い」をテーマに、控えめな日本人と感情を表に出す中国人について、爆買など身近な事例を用いて考え方の違い、文化的な側面などから考察し、論じました。語学を修得するには、実践で使うのが一番と語る柴田さんは、学内で中国人留学生を見かけては中国語で話しかけていたそうです。「勉強して、実際に使ってみる。これが語学を上達させる秘訣だと感じています」。習った言葉はすぐに使ってみる。柴田さんは、これをより日常的に実践するため、厨房、ホール全て中国人スタッフの中華料理店でアルバイトをしているそうです。お客さんも中国人が多く、中国語を学ぶには最適な場所だそうです。
 弁論大会に出場するきっかけは、言語教育センターが無償で提供する課外プログラム「実用中国語(中上級)」の講座担当者であった王宇南先生、本プログラムを通じて指導してもらうようになった新谷秀明国際文化学部教授の勧めがあったそうです。柴田さんは、「資格試験もそうですが、大会出場などの目標を持てば、継続して勉強ができます。このことが、私にとって最も大切なことでした」と語ります。中国語は微妙な発音の違いにより、全く異なる言葉として捉えられてしまいます。王先生の元を何度も訪ね、正しく発音することに主眼を置き、練習を重ねた結果が、今回の最優秀賞受賞につながったそうです。
 柴田さんは、来年初めにはHSK(中国政府公認の中国語資格)6級取得、その後は通訳士の資格取得を目指しているそうで、将来は中国語のスキルを生かし、中国と日本の懸け橋となるような仕事に就きたいそうです。
 柴田さんの今後益々の活躍が期待されます。


※ 前列中央が柴田さん。