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2017.02.24

国際文化学部の小田理華子さんが通訳案内士試験に合格しました

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 2016年度の通訳案内士試験に、国際文化学部国際文化学科2年の小田理華子さんが合格しました。通訳案内士試験は、独立行政法人国際観光振興機構(日本政府観光局)が毎年1回実施しており、合格率は20%程度と低く、非常に難関な試験です。通訳案内士(通訳ガイド)は、語学力に加え、日本の地理・歴史、さらには産業、経済、政治および文化といった幅広い知識・教養をもって日本を紹介する重要な役割を負い、『民間外交官』ともいえる国際親善の一翼を担う仕事で、近年ますます需要が高まっています。
 小田さんは、長崎県出身で、幼い頃から日本の伝統文化に触れる機会も多かったそうです。小学生の頃には地元のお祭りである「長崎くんち」にも参加した経験があります。大学1年次に、父親の勧めで通訳案内士を知り、早速勉強を開始しました。2年次には、通訳案内士が講師として実践的な試験対策を教えてくれる通訳案内士講座を、本学のエクステンション講座で受講しました。さらには、言語教育センターの活用や学内の留学生との交流を通じて、語学力を深めました。その結果、2年次の冬に、見事、通訳案内士の試験に合格しました。
 小田さんは、2016年8月に開催された長崎平和祈念式典で、国際ボランティアとしてフィンランド大使のアテンダントをしました。その時の実践的な経験が通訳案内士の面接試験に非常に生かされたと言います。「人に伝えたい気持ちや、発信し、共有したい強い思いが一番重要です。その思いがあれば、必要な語学力もついてくると思います」と熱い思いを語ってくれました。
 将来の夢は、地元長崎県で通訳案内士の資格を生かし、観光や教育の分野で故郷の発展に貢献することだそうです。
 小田さんの今後益々の活躍が期待されます。