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2017.11.09

大学同窓会による寄付講座が経済学部で開催されました

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 11月6日(月)、大学同窓会による寄付講座が経済学部で開催されました。
 経済学部の講義の一コマを活用した今回の授業は、大学同窓会協力のもと実現したものであり、本学卒業生でNagata Global Partners代表、パリ第9大学非常勤講師の永田公彦(ながた・きみひこ)氏(82年文学部外国語学科卒)が、母校の教壇で講演しました。
 「英語とか下手でもいい、誰でもなれるグローバル人材 ~今日から始められる自分自身のグローバル化~」と題した講演では、フランスを拠点に欧州と日本・アジアで活動する永田氏が、旅行業界で働いた経験、あるいは、国際戦略・事業・組織コンサルタントとしての経験などを踏まえ、学生同士でのグループ討議や発表を交えた講義を行いました。
 国境を越えた人・モノ・金・情報の移動が増え、日本も例外なく世界の経済活動の枠組みに深く入り込むなか、講義では『1日24時間における世界での旅客機の移動』や『各国からの移民の流出動態』を示す動画、世界の対外直接投資額の推移などの各種指標を通じ、グローバル化が進展していく状況を分かりやすく説明し、学生たちの関心が自然と寄せられました。その上で実施するグループ討議では、学生たちの活発な意見が見られ、今後、日本にいても海外や異文化と向き合う場面が広がる社会において、グローバル化やグローバル人材について考える大きな気付きが得られる講義となりました。
 永田氏は「英語が出来る人が、すなわちグローバル人材でなない。文化の違いを知り、その違いを作り出す価値観などに目を向け、幅広い知識を修得することが大切です。皆さんの成長を願っています」と述べ、聴講した学生約180名を激励しました。