OPEN

2017.11.21

ミュージカル俳優として活躍!法学部の德満亮太郎さん

タグ

 法学部法律学科3年次生の德満亮太郎さんは、勉学に励む中、オリジナルミュージカルの創造団体「劇団ドリームカンパニー」の俳優として活躍しています。2017年12月23日・24日には、博多座でスーパーミュージカル「九州浪漫」に出演されます。
 「九州浪漫」は、運命の出会いを果たしたスサノオノミコトと西郷吉之助(隆盛)がさまざまな時代の九州を巡りながら現代人が抱えている問題を解決する、過去から学び未来を拓く「逞しいエネルギー」を持った作品です。スサノオノミコトと西郷隆盛の心の成長を描く作品の中で、西郷隆盛役として主役を務める德満さんにお話を聞きました。

広報課(以下、「広報」):演劇の道に進もうと決意したきっかけは何ですか?
德満亮太郎さん(以下、「德満」):
高校1年生の時、一般の方と共演したことが演劇の道を志すきっかけです。父が劇団の代表を務めているため生後10か月の頃から舞台に上がっていたのですが、演劇未経験者のライバルが現れた瞬間「負けたくない!」と思い、より一層役者としての熱意が強くなりました。演劇の道に進むと決意をしたのは、対抗意識から生まれた向上心が発端だったと思います。その時から、日常の一部だった演劇が、仲間と切磋琢磨するものに変わりました。今は、さらに演技の幅を広げるために殺陣を勉強中です。

広報:演劇を続けるにあたり、西南学院大学を選んだ理由を教えてください。
德満:目標としている父の出身大学なので西南学院大学への入学を志望しました。父は法学部法律学科で劇団運営の為の知識を習得し、劇団の創立者となりました。私もいずれは父の跡を継ぎ劇団を盛り立てたいと思っているので、学業でも同じ道に進むと決めました。
 西南学院大学は人文社会系総合大学であるため講義でさまざまな文化や表現を学ぶことができ、見聞を広めることができます。ゆくゆくは脚本や演出にも携わりたいと考えているため、文芸部にも所属しています。講義、部活動、劇団での活動すべてが将来の夢に繋がっているので充実した毎日を過ごしています。

広報:演劇の道を日々邁進されているとのことですが、今回の舞台で西郷隆盛を演じる上で心がけていることはありますか?
德満:
西郷隆盛が登場する文献を読むことで人となりを学んでいます。西郷隆盛を演じる上で方言を体になじませるようにしているため、日常生活の中でも鹿児島弁が出てしまうこともあります。また、今回演じる西郷隆盛は、幕末三英雄と呼ばれる前の、挫折を味わっている青年期なので、偉人の超然とした風格だけではなく、等身大の悩みを持つ人間としての一面も出していこうと思っています。
 「九州浪漫」の中で、西郷隆盛はスサノオノミコトと人格が入れ替わってしまいます。西郷隆盛と真逆の性格のスサノオノミコトとの演じ分けは難しいですが、二人の違いを色濃く見せていきたいと思っています。

広報:
博多座という大舞台での公演に向けて、意気込みをお聞かせください。
德満:4つの劇団が集まり150人という大人数で公演するので、全員が揃って稽古する機会は少ないですが、家族のような温かみや一体感がある座組みに仕上がっています。さまざまな年代の団員が揃っており、西南学院大学への入学を志す団員との出会いもありました。西郷隆盛の座右の銘「敬天愛人」の志を持って、団員と、観客の皆さまと心を一つにできる舞台に仕上げたいと思っています。

広報:
最後に、メッセージをお願いします。
德満:「九州浪漫」という作品は、郷土の歴史を大切にしたいという思いから生まれました。100周年を迎えた歴史ある西南学院で学ぶ皆さんにこそ、温故創新の思いがこもったこの舞台に足を運んでいただきたいです。皆さんのご来場を心よりお待ちしております。

広報:ありがとうございました。

全国各地で公演を行っている德満さん。
皆さん、ぜひ、応援よろしくお願いします。

チケットのお問合わせ
九州ミュージカル製作委員会(劇団ドリームカンパニー内)
TEL:092-651-1094 FAX:092-651-1089
E-mail:info@dream-company.net     URL:http://dream-company.net