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2014.06.13

西南学院創立100周年記念 学術シンポジウム「一神教は危険か?─宗教間対話の可能性─」を開催しました

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 6月11日(木)、西南コミュニティーセンターホールにて、西南学院創立100周年
記念 学術シンポジウム「一神教は危険か?─宗教間対話の可能性─」を開催し、
180名を超える参加者が集りました。
 シンポジウムは、ユダヤ教のジョナサン・マゴネット氏(レオ・ベック大学元学長)、
キリスト教の寺園 喜基 氏(西南学院名誉顧問)、イスラム教の四戸 潤弥 氏
(同志社大学神学部教授)の3氏が各々の立場から「一神教は危険か?」について
発題しました。その後、発題者による全体討議、会場からの質問に対して回答しました。
 今回のシンポジウムでは、メディアをはじめ一般的に広まっている「一神教は
排他的で非寛容であり、それゆえ危険であるが、多神教は他者を尊重し寛容であり、
それゆえ平和的である」という言説について、「本当にそうであるのか」を問う機会と
なりました。排他的な原理主義はどの宗教においても起こりうるものです。それに
対して、互いを尊重し、差異を認めつつ共生を目指す動きが一神教の中でも広がり
つつあります。参加者は、熱気に包まれた会場で、宗教間対話の可能性を探り、
考察を深めました。