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2022.11.24

【ご案内】KARDIANOIA主催イベントについて

 2022年度学生創発プロジェクトに採択されたKARDIANOIA模擬入管が、以下3つのイベントを開催します。いずれも国際法を実践的に学ぶ取り組みになります。ご関心のある方は以下案内とチラシをご参照のうえ、ぜひご参加ください。

①《講演会》「ウィシュマさんの生きていけた世界を私たちの手で」「日本に辿り着いた難民の直面する問題について」
2021年3月に、日本の入管施設内でスリランカ人女性が死亡した事件がありました。彼女は体調不良を訴え続けましたが適切な治療を受けられないまま亡くなりました。この事件やその背景を知るために、ご遺族の代理人弁護士を務めている駒井知会先生をお迎えし、日本の入管問題に加え、日本において難民申請者の直面する問題・仮放免者の子どもたち・大人たちを取り巻く苦境についてもお話いただきます。

【日時】2022年12月4日(日) 13:00〜14:40
【場所】西南学院大学 2号館201教室
【講師】駒井 知会 弁護士
【対象】どなたでも参加できます
【申込】kardianoia2022@gmail.com宛のメールに氏名・所属を記入してお送りください(11月30日(水)まで)

②《絵画作文展》仮放免の子どもたちが描く「家族の絆」
入管収容から一時的に身柄の拘束を解かれた仮放免の状態で日本で暮らす子どもたちがいます。家族で難民申請しても認定されない、在留資格を有しないという不安定な状況に置かれ、親などが強制送還されることで家族が離れ離れになるかもしれないという恐怖と闘っています。そのような状況にある子どもたちが表現した「家族の絆」に関する作品を西南学院大学で展示します。

【期間】11月28日(月)〜12月4日(日)
【場所】西南学院大学 3号館1階(4日のみ2号館201教室)
【対象】どなたでも鑑賞できます
【提供】入管を変える!弁護士ネットワーク

③入管面談・裁判シミュレーション
日本の入国管理施設では、非正規滞在者の収容が、必要性も示されず、司法による審査も受けられず、期限も決められずに行われてきました。その結果、健康状態を悪化させる事案や、施設内での死亡という最悪の事態も起きています。この問題を肌身で理解するために、被収容者との「面談」や収容の違法性を問う「裁判」を模擬的に体験できるシミュレーションを開発しました。この体験を通じて、被害者の気持ちを感じる「心(KARDIA)」と被害者の苦境を救う「知(DIANOIA)」を養い、入国管理制度のあるべき姿を想像/創造していきましょう。

【日時】2022年12月11日(日)14:00〜16:30
【場所】西南学院大学 法科大学院棟 法廷教室
【対象】高校生・大学生
【監修】竹内正宜 行政書士、稲森幸一 弁護士
【申込】kardianoia2022@gmail.com宛のメールに氏名・所属を記入してお送りください(12月7日(水)まで)

チラシは、こちら