ニュースリリース
▼2016.11.04
【創立100周年記念事業】学術シンポジウム「短編小説の魅力『ダブリナーズ』から読み解くアイルランド社会」を開催しました西南学院創立100周年記念事業の一環として、2016年10月28日(金)に
西南学院百年館多目的ホールにて、学術シンポジウムを開催しました。
今回は、「短編小説の魅力『ダブリナーズ』から読み解くアイルランド社会」を
テーマに掲げ、日本ジェイムズ・ジョイス協会並びに日本ケルト協会による協力の
もと、第一部の講演には法政大学文学部教授 結城 英雄氏を、第二部の対談には一橋
大学法学研究科教授 金井 嘉彦氏、大妻女子大学文学部教授 吉川 信氏をお招きし、
MC・ナレーターとしてご活躍の山下 美保子氏(本学文学部英文学科卒)による
朗読を交えながら、アイルランドが生んだ20世紀英語圏文学の巨匠ジェイムズ・
ジョイスの魅力に迫りました。
基調講演では、「アイルランド文学ルネサンスとジェイムズ・ジョイス入門」と題して、
アイルランドにおけるイギリス植民地支配の歴史解説や1890年から1920代のアイルランド
文学ルネサンス期の作家として知られるW.B.イェイツ、J.M.シング、レイディ・グレゴリー
についてお話をいただきました。
引き続き、第二部では、「『ダブリナーズ』はこう読めジョイスの罠をエンジョイす!」と
題して、金井、吉川両氏による対談を行いました。対談においては、シーン毎にナレーター
による日本語訳の朗読、さらには映像も交え、約120名のご来場の方々はジョイス文学の
奥深さに魅了されていたようです。
(第一部)結城 英雄氏による講演風景
(第二部)金井、吉川両氏による対談風景
(第二部)山下氏による朗読風景