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2023.12.04
【商学部】経営倫理学において企業による講演会を実施しました
11月6日(月)、13日(月)、「企業が取り組むCSR・SDGs」というテーマでSMBCコンシューマーファイナンス、神戸製鋼所、JR西日本イノベーションズの3社による講演会を4号館403教室で実施しました。
この講演会は、商学部専攻科目の経営倫理学(担当教員:吉野直人)の授業の一環で行われ、企業におけるCSRやSDGsに関する取り組みについて企業担当者から話を聞き、それらを推進する意義を学ぶことを目的としています。
6日の講演会では、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社福岡お客様サービスプラザの大平裕己氏により、同社が取り組むCSR・SDGsに対する取り組みの一環である「金融経済教育活動」の観点から、奨学金の返還を例に挙げ、個人の信用情報について詳しく説明がなされました。続いて、株式会社神戸製鋼所総務・CSR部の斉藤正悟氏により、SDGsは企業が実施主体になって推進していく必要があること、SDGsに取り組むことで新たなビジネスチャンスが生まれることや企業イメージが向上する可能性など、事例を交えながら企業とSDGsとの関わりについて説明がなされました。
13日の講演会では株式会社JR西日本イノベーションズ陸上養殖PROFISHチームプロデューサーであり、日本さば文化協会の名誉アンサバダーでもある石川裕章氏をお招きし、激変する経営環境を踏まえ「地域活性化」と「持続可能な社会」という価値を企業が提供していく必要性やSDGsの取り組みに関して同社の陸上養殖について説明がなされました。講演後の質疑応答では、CSRやSDGsに関して企業の生の声を聞くことができる貴重な機会として、学生から多くの質問がありました。
参加した学生からは、「社会的課題の解決が経営問題の解決にもつながっていることを学んだ。CSRやSDGsへの取り組みは、企業と社会の双方に利益をもたらすだけでなく社会全体の意識改革を促進していると感じた」「お金に関する知識や考え方の習得支援は、金融会社だからこそできる素晴らしい活動だと思った」「社会問題に対して、企業が何を課題とし、それらを解決するためにどのような取り組みを行っているのかなどについて、企業の方から事例とともに聞くことができてとても良い経験になった」などの感想が寄せられました。企業のCSRやSDGsに関する取り組みや考え方に触れ、理解を深める機会となりました。
SMBCコンシューマーファイナンスの大平氏
神戸製鋼所の斉藤氏
JR西日本イノベーションズの石川氏