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2020.01.10

法学部・多田望教授「国際関係私法概論」において、大学対抗交渉コンペティションの成果報告会が行われました

 12月17日(火)、法学部・多田望教授の講義「国際関係私法概論」において、11月23日(土)、24日(日)に上智大学で開催された第18回大学対抗交渉コンペティションに出場した法学部・多田望教授ゼミ生の有志6名による成果報告会が行われました。
 大学対抗交渉コンペティションとは、毎年1回、2日間にわたって行われる仲裁・交渉の大学対抗戦で、日本の有数の大学と海外の大学の学生が競い合う大会です。国際ビジネスの架空のケースを題材に1日目には模擬仲裁を、2日目には模擬交渉が行われ、各大学は大会前までに約2カ月かけて英文契約書を含む数十頁の問題に取り組みます。仲裁はUNIDROIT国際商事契約原則を準拠規範とするもので、参加者は弁護人となって、仲裁人役の審査員を前に、説得力ある弁論を行います。交渉では、架空の会社であるレッド社とブルー社に共通の情報に加えて、両社の固有の事情等を記載した秘密の情報が配布されます。各メンバーには、副社長、取締役、部長等の役職が割り当てられ、役職に応じた働きを果たすことが求められます。
 本学チームは、2018年12月から大学対抗交渉コンペティションへの出場を目標に活動を開始し、2019年5月の新人大会出場や、9月には他大学との練習試合を実施するなど、準備を行ってきました。問題が発表された10月初旬からは、資料の作成や提案内容から交渉のプロセスをチーム全員で考えるなど、特に「交渉」に力を入れ、毎日、大会に向けて取り組んできたそうです(出場前の様子はこちら)。
 大会本番では、惜しくも入賞することはできませんでしたが、出場メンバーは、「発言・議論する力」、「法的根拠をそろえるための文献の調査力」、「課題を解決するための思考力」や「チームで協働する力」といった、様々な力を身に付けることができたことを成果報告会にて発表しました。報告会には、法学部の1~4年生の学生約120名が参加し、熱心に耳を傾けていました。



多田望教授(写真左)と出場メンバー(写真前列左から濱崎慶さん(法学部法律学科3年)、世継祐介さん(法学部国際関係法学科4年)、山口海渡さん(同法律学科3年)、後列左から小林眞綾さん(同国際関係法学科3年)、髙橋理沙さん(同)、土谷葉生さん(同))