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2024.06.14

【商学部】経営情報学コースで「社会で活かされる感性情報」についての講演会を実施しました

 6月10日(月)、1号館301教室にて、関西学院大学工学部 長田典子教授を招き、「社会で活かされる感性情報~感性価値創造と企業での応用~」と題した講演会が行われました。この講演会は、商学部経営学科経営情報学コースが主催して実施したもので、約70人の学生が出席しました。
 講演で長田先生は、感性情報学の実践や、その社会的応用、AIを利用した社会実装、テキストデータの分析、共感覚などについて、基本的な知見やご自身の研究結果を楽しく解説しました。また、長田先生は「豊かで持続可能な社会の実現には質的な発展、つまり物質的価値から感性価値へのパラダイムシフトが必要であり、生活シーンでのわくわく感や快適感、製品の高級感や特別感といった人の気持ちや感じ方を大切にしよう」と学生に説きました。そして人の感性を脳科学、工学、芸術などさまざまな角度から科学的に捉えて、新たな社会的価値(感性価値)を創出する取り組みについて紹介がありました。
 参加した学生からは「"イメージ"が人々の行動に与える影響は非常に大きいことが分かった」「感性や感情、視覚、聴覚など様々な物事を合わせてものさしを作成することを学び、自分の視野が広がった」といった感想が寄せられました。学生にとって、感性情報の社会における有用性について学び、人の心を理解することの重要性を実感する貴重な機会となりました。