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2025.09.10
外国語学部外国語学科の横溝紳一郎教授が「2024年度日本語教育学会 学会賞」を受賞しました
外国語学部外国語学科の横溝紳一郎教授が、日本語教育における顕著な研究業績と教育活動への貢献を高く評価され、「2024年度日本語教育学会 学会賞」を受賞しました。
同賞は、日本語教育に関してめざましい成果をあげ、今後のさらなる活躍が期待される学会の個人会員に贈られるものです。この度、本学においても横溝教授の功績をたたえ、今井学長より9月9日(火)に表彰が行われました。
横溝教授は、ハワイ大学大学院で博士号を取得後、広島大学大学院教育学研究科、佐賀大学留学生センター、西南女学院大学人文学部等での勤務を経て、本学に着任されました。近年は、外国語学部外国語学科の山田智久教授との共著『日本語教師のためのアクティブ・ラーニング』(くろしお出版、2019年)をはじめ、単著『日本語教師教育学』(くろしお出版、2021年)、坂本正氏との共同監修『今すぐ役立つ!日本語授業教案の作り方』(アルク、2024年)などを出版されています。また、個人および共同での研究プロジェクトにも精力的に取り組まれ、日本語や英語を中心とした外国語教育学の充実・発展に多大な貢献をされてきました。本学においては、2025年5月30日に外国語学部の日本語教員養成プログラムが、九州内の大学として初めて文部科学省より「登録日本語教員養成機関」および「登録実践研修機関」として正式に認定されたことにも寄与されました。さらに、九州日本語教育連絡協議会事務局長や日本教育アクション・リサーチ・ネットワーク副代表などの要職を歴任し、地域に根ざした活動や国内外での日本語教師養成、教師教育に関する講演・研修など、教育現場の改善にも力を注いでこられました。
受賞にあたり横溝教授は、「私は西南学院大学文学部外国語学科英語専攻の卒業生です。カリフォルニアのサンディエゴ州立大学への留学中に『日本語教師になりたい』と思い、西南卒業後は10年間、ハワイで日本語を教えながら大学院に通いました。2021年4月に母校に帰ってからは、主に日本語教員の養成と国際交流に力を注いでいます。私を育ててくれた母校の発展のため、これからもベストを尽くす所存です」と語られました。