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2025.10.28
【商学部】「経営倫理学」において えそらフォレスト株式会社による特別講演を開催
10月17日(金)、商学部「経営倫理学(担当:吉野直人教授)」の授業において、えそらフォレスト株式会社より、代表取締役社長・細田洋平氏、HANA ORGANIC事業部CMO・赤間俊祐氏、管理チームB Corp担当・吉田元美氏の3名を招き、「B Corp認証取得の軌跡」をテーマに特別講演会が行われ、約170名の学生が出席しました。
講演の冒頭では、代表取締役社長の細田氏が、自身のこれまでのキャリアや同社の事業概要、2023年に取得したB Corp(※)認証について紹介。2025年から適用された新基準の概要や、認証取得の意義、SDGsとの違い、さらには組織への影響についても詳しく解説されました。B Corp認証は、取得時に第三者機関による厳格な審査があるだけでなく、定期的に更新審査を受ける必要があるため、一過性の取り組みではなく、企業が持続的に価値を高めるための仕組みとして機能していると説明されました。また、同社では、認証取得を通じてPDCAサイクルを回すことで、社会から求められる企業の在り方を実践していると語られました。
講演終盤には、学生から「日本でB Corpが広がらない理由」などについて質問がされ、同社の3名はそれぞれの質問に丁寧に回答し、学生たちの関心に応えました。最後に、細田氏は学生に向け「子どもの頃の夢やなりたかったことを大切に。もしやりたいことが無ければ、今やるべきことに一生懸命に取り組んでほしい」とメッセージを贈りました。
受講した学生からは「B Corpは企業全体の仕組みや行動が社会や環境にどれだけ貢献しているかを重視しており、形式的ではない本気の取り組みだと感じた」「B Corpはあくまでも手段なので、社会や環境に貢献するという事業の目的が大事だと思った」といった感想が寄せられ、学生たちにとって、B Corp認証への理解やCSRの実践に関する学びを深める貴重な機会となりました。
(※)「B Corp」とは
「B Corporation」の略称で、米国発の国際企業認証制度のこと。社会性と経済性を両立する事業を展開する企業が、社会的・環境的パフォーマンスや透明性、説明責任について高い水準を満たしている企業であることを認証する。世界で102カ国以上、約10,200社がこの認証を受けており、日本国内では、66社が認証を受けている(2025年10月時点)。



