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2025.12.17
【商学部】「まちづくりと商業」においてサントリーホールディングス株式会社による特別講演を開催しました
12月11日(木)、商学部「まちづくりと商業(担当:松田温郎教授)」の授業において、サントリーホールディングス株式会社サステナビリティ経営推進本部より北村暢康氏をお招きし、「サントリーのサステナビリティ経営」と題した特別講演が行われ、約230名の学生が出席しました。
講演の前半では、サントリーの会社概要や歴史、企業理念、サステナビリティとは何かについて説明がありました。サントリーでは、世界が抱えるさまざまな課題に真摯に向き合い、持続可能な社会の実現に向けて挑戦を続けており、グループ一体となってサステナビリティ経営を推進しています。その中で、サントリーにとってサステナビリティ経営は企業理念の実現そのものであると述べられました。
後半では、サステナビリティ経営における2030年目標について、ペットボトルと水に関する目標や具体的な取り組みの説明がなされました。2030年までに「すべてのペットボトルの100%サステナブル化」、「自社工場の水使用量の35%減」などを目標に掲げており、ボトルからボトルへのリサイクル促進や水を育む森づくりなどの具体的な取り組みを紹介。また、ペットボトルのリサイクルは、消費者がペットボトルを資源として正しく分別するかどうかにかかっていることから、リサイクルの起点は消費者であると述べ、分別の重要性についても語られました。
講演の終盤には、質疑応答が行われ、参加者からさまざまな質問が寄せられました。学生からの「サステナビリティをブランドコンセプトにすることの難しさは何か」との問いに対して、北村氏は「ブランドコンセプトは商品設計の源であるため非常に難しい。その中で、いかにして商品に価値を組み込めるかが重要であり、できることからやっていきたい」と回答しました。
学生たちにとって、サステナビリティ経営や実際に企業で取り組んでいる活動例を学ぶことができ、サステナビリティ活動の重要性を理解する貴重な機会となりました。

