下記のとおり学術講演会を開催いたします。
　参加費は無料です。参加希望の場合は、氏名、連絡先を明記の上、
経済学部経済学科 教授 山村英司 までメール送信
（yamaei@seinan-gu.ac.jp）　願います。

　日時（予定）：2015年3月19日(木)　15：30～17：00
　場所：学術研究所　第４会議室
　言語：英語（通訳なし）
　講演者：Eric Uslaner メリーランド大学　政府・政策学部教授（米国）、
　　Aarhus University名誉教授 (Denmark)、西南法政大学シニア
　　リサーチフェロー（中国・重慶）
　論題：The Historical Roots of Corruption

　Uslaner 教授は実証的な政治学者で、社会的信頼、不平等、政府の腐敗
などの研究の第一人者で、国際的に高い評価を受けています。その影響は、
政治学にどどまらず経済学、社会学などにもおよびます。
　Uslaner 教授はUslaner（2008、下記の本）で経済的な不平等が、人間
の信頼関係を損ない、これが政府を腐敗させる原因となることを主張されてい
ます。
　3月19日の講演では、1870年の教育水準が現代の政府腐敗に与える影響
の国際分析について報告される予定です。ここでは、ドイツやフィンランドなど
西洋以外でも、日本や韓国の事例についても言及されます。

主著：
Uslaner, Eric M. 2002. The Moral Foundations of Trust. New York:
Cambridge University Press.

Uslaner, Eric M. 2008. Corruption, Inequality, and the Rule of　Law.
New York: Cambridge University Press.
（日本語版：エリック・Ｍ・アスレイナー（２０１１）「不平等の罠 　腐敗・不平等と
法の支配」日本評論社）