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2019.09.30
卒業生の三宅玲子さんが夜間保育園の密着ルポ『真夜中の陽だまり』を出版しました
卒業生の三宅玲子さん(文学部国際文化学科〔現:国際文化学部卒国際文化学科卒〕)が、夜間保育を実践している「どろんこ保育園」の密着ルポ『真夜中の陽だまり』を出版しました。
「どろんこ保育園」は九州最大の歓楽街・中洲近くにある保育園で、深夜や未明に子どもを預かる夜間保育を実践しています。三宅さんは3年にわたり同園に密着し、夜に働く親と子どもを支える園の姿をリアルに描いています。
ルポに登場する同園主任保育士の江口世子さんも、同じく本学卒業生(人間科学部児童教育学科卒)です。江口さんは2003年に卒業、どろんこ保育園に新卒で就職しました。「決して楽な仕事ではありませんが、親子と深く関わり、考えさせられる、完成することのない仕事だと思います。一人一人の親の人生を認め、子どもの健やかな育ちを支えるという保育の仕事の本質を今も現場で学んでいる最中です」と語りました。
著者の三宅さんは、「どろんこ保育園には、親の生き方を肯定的に捉え、支える姿勢が貫かれていました。この保育のありようは、今、どんな親も求めている社会の防波堤だと思います」と述べ、「多くの卒業生が保育現場で活躍しています。ぜひ、学生さんたちにも読んでいただき、夜間保育園のことを知ってもらいたいです」と語りました。
みなさん、ぜひ手に取ってみてください。
『真夜中の陽だまり ルポ・夜間保育園』三宅玲子著、文芸春秋
定価:本体1,500円+税
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/978416391095