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2025.06.27
外国語学部による西南学院高大連携プログラム「Seinan FLaSH」が行われました
6月5日(木)、西南学院大学にて、外国語学部と西南学院高等学校との高大連携プログラム 「Seinan FLaSH」 が実施されました。FLaSHは、外国語学部(Faculty of Foreign Language Studies)と高等学校(Senior High School)の頭文字を組み合わせた名称。’flash` は、英語で「閃光」や「一瞬の光」という意味があります。このプログラムは、西南学院の生徒・学生にとって、「将来を照らす一筋の光」のような体験となることを願って名付けられました。
本年度は、西南学院高等学校から23名の生徒が参加し、外国語学部の4つのゼミに分かれて大学生と一緒に学ぶ機会を得ました。プログラムの前後には、本学の学生入試広報団体「LUSH」のメンバーによるキャンパスツアーも行われ、大学の施設や雰囲気を実際に体感する機会となりました。参加者からは、「図書館や言語教育センターがとても充実していて、西南学院大学で学びたいという気持ちが強くなった」との声も寄せられました。
杉山香織ゼミでは、「コーパス言語学」をテーマに、語と語彙の違いや語彙家族について大学生がプレゼンテーションを行い、言葉を分析するアプローチに触れました。高校生たちは実際のデータ分析の様子を見学し、「言語の新しい見方を学べた」といった気付きを得ました。
横溝紳一郎ゼミでは、小学生向けのアルファベット指導法や多言語における表記の違いを体験的に学習。身体を使った学習法や教材を実際に試し、「言語を楽しく教えることの工夫に興味を持った」という感想が聞かれました。
山元里美ゼミでは、「昆虫食を広めるには?」というテーマのもと、高校生と大学生が混成チームを組んでディスカッションを行いました。最後にはイナゴの佃煮の試食もあり、「想像よりも食べやすかった」「食と社会課題の関係に関心が湧いた」といった発見の声がありました。
宮原哲ゼミでは、日本航空との連携プロジェクトに向けたグループディスカッションが実施され、企業理念や社会課題について意見を交わしました。大学生による留学体験談も共有され、「将来の進路や海外留学について、より具体的に考えるきっかけになった」との前向きな反応が寄せられました。
6月27日(金)には西南学院高等学校で修了証授与式が開催され、外国語学部長の伊藤彰浩教授より、参加した23名の高校生一人ひとりに修了証が手渡されました。高校生たちは緊張と達成感が入り混じった表情で証書を受け取り、学びの喜びを実感している様子が印象的でした。
Seinan FLaSHは、西南学院の高校生と大学生が共に問いを投げかけ、共に考えることを重視した「対話型・共創型」の高大連携プログラムです。西南学院は、今後も学びの意味を共に見つめ直す機会として、この高大連携を継続し、さらなる発展を目指してまいります。